Gilbert & George|ギルバート&ジョージ
ジョージは1942年イギリスのデヴォンで生まれる。ギルバートは1943年イタリアんpドロミテにて生まれる。
1967年ロンドンのセント・マーチン・アート・スクールで二人は出会い共に制作を始める。この頃のセント・マーチン・アート・スクールにはリチャード・ロング、ハミッシュ・フルトン、ブルース・マクレーンなどの個性的な作家が集まって来ていた。1969年ギルバートとジョージはOur New Sculptureをスクールで発表。イギリス紳士の格好をし、顔にドーランを塗り、歌を歌いながらゆっくり体を動かすパフォーマンスで人々を驚かした。1971年になると複数の写真を密着させて壁に描け、その中で彼らの生活を見せ「生きる彫刻」と称して作品を発表しだした。最初は風刺から、やがてイギリス社会が抱える問題を主題にとらえ、カラーも白黒から赤を交え更にカラフルになっていった。
Great Expectations 1972年
写真 ed.of 4/6
Morning Light on Art for All 1972年
写真 ed.of 4/6
この初期の2点の作品はコンラッドフィッシャーが所持していた。ギャラリー嶋田より購入。画期的なパフォーマンスの作品と彼らのアパートメントでの静かな生活「生きる彫刻」がこの後展開される。
Dusty Corners 1975年
写真 1/1 122 x 102 cm
彼らの部屋での生活の一場面。内省的な精神生活が表現されている。数点のこのシリーズの中で出色の作品。日本で先進的役割を果たしたアート・エージェンシーで発表された。
に
THE MAN 1978年
写真 1/1 150 X 120cm
初期の白黒の写真の時代から赤色が使われ始めた。中々インパクトがあり、作者の目線が厳しい。一番下に公園で行く当ても無く居眠りする浮浪者の姿が映し出されている。イギリスの格差社会の一端を見せている。
Red Sculpture Album 1975年
写真集 15/100
顔や手を赤く塗りパフォーマンスする姿を写真集に納めた。中々衝撃的。強く欲しいと思った作品である。ニューヨークのギャラリーで購入。喜び勇んで日本に帰ったら、かんらん舎からも同じ物を進められた。
RED BOXERS 1975年
招待状 8週間に渉るパフォーマンスへの招待状。それぞれ封筒に入れられ8回送られた。ポスタル スカルプチャーと言うべきか。